<インドネシア>芸を強いられるサル
2013年10月18日
インドネシアの警察は、最近の数回にわたる強制捜査により、路上芸を強いられているサルを20頭以上押収した。保護されたサルは検疫を経てジャカルタ南部にあるラグナン動物園などに引き取られる。サルの飼い主やトレーナーは、サル1頭につき90ドルの補償を受け、新しい職につくための訓練を受けることができる。
この路上芸に使われるサルは、大変残酷な方法で調教される。直立2本足で歩くよう、両腕を後ろに縛られ、首に紐を巻いて吊るされるのである。サルは1日12時間以上この状態で過ごし、餌を与えられない場合もある。またひどく殴られたり、噛みつかないよう歯を抜かれたりする。そのため、50%近くものサルが調教中に死亡するとみられている。
ジャカルタ・アニマル・エイド・ネットワークなどの動物保護団体は、この路上芸を虐待としてかねてより抗議してきており、ようやく警察は取り締まりを開始した。 (2013年10月)
primavera-verano 2014/ANDA(Asociacion Nacional Para La Defensa de Los Animales)
Jakarta Globe
THE RIGHTS OF THE ANIMALS
BBC News
(翻訳:JAVA翻訳チーム)