ノエビア「外部委託含め動物実験行わない」方針公表
ノエビアおよびノエビアホールディングスが2015年3月、公式ウェブサイトで動物実験廃止方針を公表しました。
ノエビアグループは、化粧品・医薬部外品の研究開発において、代替法の開発に努め、外部委託を含めて動物実験を行わない方針で今後も化粧品開発を行っていきます。
株式会社ノエビアホールディングス
株式会社ノエビア
2013年4月、ノエビアは、JAVAが行った調査に対して、「化粧品および医薬部外品、台所用洗剤の安全性・有効性に関わる試験において、培養細胞などの動物実験代替試験法を用い、動物実験は行わないこととしております」と回答していましたが、同社の公式ウェブサイト等では、その方針は公表されてきませんでした。
「JAVAの調査に対する回答のみならず、動物実験廃止の方針をぜひとも公式に発表してほしい」と同社に働きかけていたところ、今回のノエビア及び持ち株会社であるノエビアホールディングスのウェブサイトでの公表につながりました。
神戸に本社のあるノエビアは1964年創業。化粧品・医薬部外品の製造販売を主力事業とし、2002年常盤薬品工業を子会社化して医薬品事業にも参入。2011年には持株会社ノエビアホールディングスを設立。グループ会社に化粧品などの受託製造を行うボナンザの他、航空運送事業を扱うノエビアアビエーションがあります。
🇨🇳中国への輸出について:
ノエビアグループでは、輸入化粧品に対し動物実験の実施を課している中国でも化粧品販売を行っていますが、これまで国内で行ってきた動物実験を廃止したことは前進だと考えています。これらの企業に中国からの市場撤退を求めるべきだという意見もありますが、大きなシェアをもついくつかの大手化粧品企業が日本国内で動物実験を続けているという憂慮すべき状況があります。JAVAは、日本のすべての化粧品メーカーが、国内での動物実験の実施および外部委託」を完全に廃止するよう、それを最優先課題として取り組んでまいります。「一刻も早い動物実験廃止」を実現するために、ご理解ご協力をお願いします。
詳しくはこちらをご覧ください。
「化粧品企業による動物実験廃止決定と中国での動物実験についてJAVAではどのように考えていますか?」