エストニア、毛皮農場禁止まであと一歩
2020年6月8日、国内の毛皮農場で1頭のミンクも飼育されていないことが判明しました。地域問題省による確認と獣医・食品委員会の検証訪問から確実となりました。2016年には国内の毛皮農場に約130,000頭のミンクが飼育されていましたが、2020年6月現在の毛皮農場数は、ミンクなし、キツネ2か所(飼育数約3,000頭)、チンチラ15か所(飼育数約2,000頭)です。また、獣医・食品委員会とエストニア環境委員会によるとミンク農場の1か所では経営許可を一時的に停止されたとのことです。さらに6月18日、国会に毛皮農場禁止法案が提出されました。これはFFAのメンバー団体Loomusの6年間におよぶ活動の成果です。前回、毛皮農場禁止法案が国会へ提出されたのは2018年11月でした。その法案の投票は2019年1月に行われ、結果否決されましたが、以前に比べて反毛皮の議員が増えていたので、賛成・反対の得票差はわずかでした。同年3月に国会議員の選挙が行われた時も、Loomusは2,000人もの候補者に質問書を送付し、選挙の羅針盤(方向性)を構築、新議員就任時に新法案を提出するよう活動を続けていました。毛皮農場禁止法案は環境委員会に提出され、初秋に議論される予定です。
出典
https://news.err.ee/1104692/23-members-of-parliament-initiate-bill-to-ban-fur-farms