三年目の資生堂株主総会「動物実験の廃止を!」
JAVAが2009年からキャンペーンを開始して3度目の資生堂の株主総会(第111回定時株主総会)が6月24日に東京の帝国ホテルで開かれました。私たちは、今年も会場周辺で来場した株主の方にチラシを配布いたしました。
資生堂の株主の皆様へ
動物実験全廃に向けてお力をお貸しください
2009年より、私たちは、資生堂に対して、化粧品開発における動物実験廃止を求めるキャンペーンを展開してきました。
それを受けて、2010年3月、資生堂は「2011年3月をもって自社での動物実験を廃止する」「2013年までに、外部委託も含めた動物実験の全面廃止を目指す」と宣言しました。
ところが、資生堂はいまだに外部に動物実験を委託し続け、全面廃止はいまだ実現されていません。
他社に先んじて動物実験の全面廃止を!
欧米では化粧品の動物実験を法的に禁止したり、企業が自主的に廃止するなどしていますが、日本国内で大手企業が動物実験を廃止した例はありません。花王・カネボウ・コーセー他大手競合他社が具体的な取り組みを始めていない状況下、資生堂が動物実験を全面的に廃止すれば、国内外から資生堂の評価が高まることは必至です。
全面廃止まで資生堂は薦められません
今年3月に自社での動物実験をやめたとはいえ、動物実験の外部委託を続けている限り、私たちは消費者の方々に対して、資生堂を「動物実験していないメーカー」として購買を薦めることはできません。「自社では手を汚さないが外部に手を汚させる」では、結局動物実験しているも同じことです。このような中途半端な姿勢では、消費者は企業を評価することはできません
残酷さのない美しさを!
「美しさのために動物を犠牲にしないで」と願う消費者は、動物実験を外部委託することもない、クリーンな企業の商品を求めています。
ぜひ、株主の皆様からも、一刻も早く動物実験全面廃止を実現するよう、
資生堂に呼びかけていただけませんか。