4/15開催「実験動物と畜産動物の保護・ウェルフェアのためにすべきことを考える院内集会」のご案内

世界では今、実験動物や畜産動物のような産業に利用される動物の取扱いに対し、規制や見直しを求める動きが強まっています。日本でも多数の企業が化粧品のための動物実験を廃止し、大手食品企業はアニマルウェルフェアのポリシーを掲げるようになりました。
一方、国の法整備、規制は全く進んでいません。実験動物や畜産動物も対象であるはずの動物愛護法ですが、その改正の検討では実験動物や畜産動物が後回しにされています。化粧品の動物実験の法的禁止も45カ国にふえる中、日本ではようやく超党派の議員連盟での検討が始まったところです。畜産動物については、2023年に農林水産省がアニマルウェルフェアに関する飼養管理指針をつくるも、強制力がなく、日本の法整備は最低ランクに位置づけられています。
そこで、実験動物、畜産動物それぞれについて、専門家、企業などさまざまな分野の方々にご登壇いただき、異なる視点で情報提供をしてもらい、今後の国の政策のあり方を国会議員や市民の皆さんとともに考えるための集会を開催します。

■日時:
2025年4月15日(火) 10:30~12:30

  • 10:00開場(10:45までロビーにて通行証を配布)
  • 10:30開始
  • 12:30終了(予定)

■場所:
衆議院第一議員会館 大会議室
(東京都千代田区永田町2丁目2-1)
最寄り駅 国会議事堂前駅(丸ノ内線・千代田線)/永田町(有楽町線・半蔵門線・南北線)

■参加費:
無料

■参加方法:
下記のフォームからお申込みください。

※Facebookの参加ボタンでは参加申し込みになりません。
※定員(200名)になり次第、申込受付を締め切ります。

■スピーカー:

― 特別ゲストスピーチ ―

  • 河口眞理子氏(立教大学社会デザイン研究科特任教授)

― トピック講演 ―
<実験動物>

  • 動物実験規制の歴史的意義
    • 上田昌文氏(NPO法人市民科学研究室 代表理事)
  • 化粧品業界における動物実験廃止に向けた取り組み
    • 柴田亜希氏(ラッシュジャパン合同会社 バイイング スーパーバイザー)

<畜産動物>

  • 企業内で育てるアニマルウェルフェアの意識
    • 加藤 大氏(JPモルガン・チェース CSRユニット)
  • 消費者とともに進む企業の取り組み
    • 前田陽一氏(生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合 商品部統括マネージャー)

― 実験動物・畜産動物の現状 ―

  • 主催3団体

― 質疑応答 ―

  • 関係省庁(環境省、厚生労働省、文部科学省、農林水産省)
  • 主催3団体(和崎聖子・東さちこ・岡田千尋)

※ご質問は、参加申込フォームでお申し込みの際に受け付けます。
※時間および登壇者の都合上、すべてのご質問には回答できないことをご了承ください。

■主催:

  • NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)
  • PEACE 命の搾取ではなく尊厳を
  • 認定NPO法人アニマルライツセンター

衆議院議員会館で開催する院内集会ですので、国会議員の皆さんにご出席いただきます。
一緒に国会に声を届けましょう!たくさんのご参加をお待ちしています。

開催案内チラシ(両面)

スピーカープロフィール

河口眞理子(かわぐち まりこ)
立教大学21世紀社会デザイン研究科 特任教授

1986年 一橋大学大学院修士課程修了(公共経済学、環境経済学専攻)、同年大和証券入社。外国株式部(86~90)、投資情報部(90~94)を経て、1994年大和総研に転籍、企業調査部(94~98)、社会開発情報本部(「98~2002」経営戦略研究部(2002~2009)部長(2009)をへて、2010年3月-2011年7月大和証券グループ本社CSR室長、広報部CSR担当部長。2011年7月より大和総研に帰任。2012年4月より調査本部主席研究員。2018年12月~2020年3月まで大和総研調査本部研究主幹 2020年4月~2025年3月まで不二製油グループ本社ESGアドバイザー、2020年4月より立教大学特任教授、 2024年6月から三菱化工機社外取締役。

上田昌文(うえだ あきふみ)
NPO法人市民科学研究室代表

市民科学研究室は、生活と深く関わる科学技術の諸問題(食、化学物質、放射線、生命操作、住宅など)を、一般の市民に呼びかけてグループを作って調査し、問題解決にあたっている。2005~07年に東京大学「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員。2013年~2019年に高木仁三郎市民科学基金・選考委員。2017年度「科学技術社会論・柿内賢信記念賞 特別賞」を受賞。著書に『原子力と原発 きほんのき』(クレヨンハス2011年)『実践 自分で調べる技術』(岩波新書2021年)など。

柴田亜希(しばた あき)
ラッシュジャパン合同会社 バイイング スーパーバイザー

ラッシュジャパンで、化粧品業界における動物実験廃止に向けた取り組みを主導。海外企業や団体とのパートナーシップを築き、国際的な協力を促進。社内教育プログラムを立ち上げ、倫理的判断を促進し、全社員が企業の価値観を共有できる環境作りを支援。将来的には、すべての化粧品が動物実験なしで開発される社会の実現を目指し、そのための環境整備に取り組む。動物実験廃止は業界の必須テーマであり、持続可能な未来の構築に向けて、消費者が倫理的な選択をできるよう尽力。

加藤大(かとう だい)
JPモルガン・チェース CSRユニット

2009年入社
2019年よりCSRユニットに異動
企業の社会的責任(CSR)ユニットとして、非営利セクターと連携しさまざまな社会課題の解決に取り組む。日本においてはジェンダーギャップをテーマに様々な背景により就労が困難な状態にある女性のメンタルケア、キャリア準備、就労支援を推進する。
また、社員の社会貢献活動にも注力しており、専門知識を活かしたプロボノ活動や、家族や友人と参加可能なボランティア活動を通じて、社員の意識向上と地域社会への貢献を促進しています。

前田陽一
生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合 商品部統括マネージャー

1990年 民間企業に就職
2000年 コープ自然派奈良 入協
2007年 コープ自然派奈良 専務理事
2015年 コープ自然派兵庫 専務理事
2021年 現職

TOP