資生堂株主総会会場前で、株主に再度アピール

2010年6月24日

昨年に引き続き、今年も資生堂株主へのアピールを行い、下記のチラシを配りました。

株主総会では、岩田喜美枝副社長が補足として「製品の安全性の確保と動物実験の廃止」について説明を行いました。


動物実験全廃へ・・・資生堂の株主の皆さまへ


「美しくありたい」――そんな願いを叶えてくれる化粧品開発のために残酷な動物実験が行われていることをご存知でしょうか?
資生堂は現在も動物実験を続けています。

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昨年11月26日、私たちは、化粧品開発のために行なわれる動物実験に反対する消費者45,882名の「動物実験の廃止を求める署名」を資生堂に提出しました。

今春、資生堂は「2011年3月までに自社での動物実験を廃止する」と公表し、6月2日には資生堂による「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」が開催されました。しかしながら残念なことに、資生堂が「自社で廃止」しても「動物実験の外注は続ける」としており、円卓会議では資生堂から「(動物実験が必要な)成分開発を望む株主の方もまだ多いため動物実験はやめられない」との説明がありました。

いま、世界の化粧品業界は間違いなく脱・動物実験の方向へと向かっています。欧米では、消費者の「化粧品の動物実験反対」の声を受けて「Not Tested on Animals(動物実験していない)」と謳うメーカーが増え、2009年3月にはEUで化粧品の動物実験が禁止になりました。インターネット等ソーシャルメディアの発達によって「化粧品の動物実験はいらない」という消費者意識が、巨大マーケット・中国にも広がっていくのはもはや時間の問題です。

たとえ代替法が確立されていなかったとしても、新規原料の開発から既存原料の活用に軸足を移すことで、化粧品の動物実験は即時廃止が可能です。
もし資生堂が、世界に先駆けて一番手で「動物実験の完全廃止」を宣言すれば、世界中の多くの消費者の信頼を一気に勝ち得、国内ライバル企業だけでなく欧米大手企業にも大きな差をつけて、確実に国際競争力を高めることができるはずです。

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<日本発、世界初>の動物実験を完全廃止した企業へ

資生堂が倫理的にも真のリーディングカンパニーとなるよう株主の皆さま方からも「動物実験全廃を」の声を届けてくださいますようご協力をお願いいたします。

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