【2012衆議院議員選挙】「動物愛護」に関するアンケート

2012年衆議院議員選挙
政党への「動物愛護」に関するアンケート調査結果

動物を守る活動を進めるためには、動物愛護に対する高い関心を持ち、協力してくれる国会議員が必要です。 
JAVAでは、今年12月の衆議院議員選挙に先立ち、立候補者を擁立した主要政党に対し「動物愛護に関するアンケート調査」を実施しました。

アンケート調査の概要
2012年12月の衆議院議員選挙に立候補者を擁立した主要12政党へアンケートをFAXにて送付し、そのうち7党から回答を得た(12月7日時点)。
「回答まち」の党については、回答が届き次第、公表する。

回答選択肢については、(a)から(d)にいくに従って、動物問題への関心が深く、取り組む気持ちも強い、と判断できる。(d)が最も期待できる回答と評価する。

アンケートにご協力いただける政党がありましたら、お手数ですが、JAVA事務局までご連絡ください。アンケート用紙をお送りし、ご回答いただき次第、掲載いたします。

アンケート内容

各質問項目に対して(a)~(d)のいずれかをお選びください。

【質問1動物愛護法の改正について】
本年8月に3度目の改正がなされた「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」について、どのようにお考えですか?

(a)これ以上、動物愛護法を改正する必要はない。
(b)今後も動物愛護法の改正に関する検討は必要である。
(c)動物愛護法の改正に取り組みたい。
(d)動物愛護法の改正をマニフェストに取り入れたい(すでに取り入れている)。

【質問2自治体における犬猫の殺処分について】
年間22万頭もの犬猫が、無責任な飼い主に放棄されるなどして、自治体の保健所、動物管理センター等で殺処分されています(ほとんどが二酸化炭素による窒息殺)。この現状を改善するためには、国民への動物の終生飼養の啓発、不妊去勢手術の普及が不可欠です。この犬猫の殺処分について、どのようにお考えですか?

(a)特に何も対策を講じる必要はない。
(b)犬猫の殺処分数を減らし、なくしていくための対策は必要である。 
(c) 犬猫の殺処分数を減らし、なくしていくために取り組みたい。 
(d)犬猫の殺処分数を減らし、なくしていくことをマニフェストに取り入れたい(すでに取り入れている)。

【質問3動物実験の「代替法」の推進について】
先進各国では、動物実験に替わる、動物を使用しない試験方法「代替法」の研究開発が盛んに進められております。それに伴い、OECD(経済協力開発機構)やICH(日米EU医薬品規制調和国際会議)においても、試験ガイドラインの中に代替法を採用することで、動物実験を削減していこうという動きが活発化しています。
しかし、欧米諸国に比べ日本は、代替法の承認と採用が遅れています。今後、日本としても「代替法」の開発や普及を早急に行い、より推進していくべきとお考えですか?

(a)代替法を推進する必要性はない。
(b)代替法の研究開発を進めることは必要である。
(c) 代替法の推進と動物実験の削減の問題に、今後、取り組んでいきたい。
(d)代替法の推進と動物実験の削減の問題を、マニフェストに取り入れたい(すでに取り入れている)。

アンケート結果

政党名

回答1

回答2

回答3

意見

民主党

(b)

(c)

(c)

改正法に「殺処分がなくなることを目指して」譲渡等に努めることを明記しておりますので、殺処分削減に取り組みます。
自由民主党

(c)

(c)

(b)

公明党

(d)

(d)

(b)

日本共産党

(d)

(d)

(d)

社会民主党

(d)

(d)

(d)

いずれも重要な問題だと考えています。今回は急な解散のため発表済みの選挙公約への取り入れが間に合いませんでしたが、次回選挙においては公約への取り入れを検討したいと考えております。
※社民党は「マニフェスト」ではなく、「選挙公約」と呼んでいます。
みんなの党 回答まち 回答まち 回答まち  →結局回答なし
新党日本 回答まち 回答まち 回答まち  →結局回答なし
国民新党

(b)

(b)

(b)

動物愛護の見地からのアンケートに十分なお答えを用意できず、申し訳ないと思っています。
iPS細胞の利活用が始まり、今後動物実験とのかかわり方も大きく変化していくのではないかと予測しております。貴会のご発展を祈ります。
新党大地 回答まち 回答まち 回答まち  →結局回答なし
新党改革 回答なし 回答なし 回答なし
日本維新の会

(b)

(b)

(b)

日本未来の党

(b)

(b)

(b)

アンケート結果を皆さんの貴重な一票を投じる際の参考にしてください。

JAVAに協力くださった議員の皆さん

今年は、動物愛護法の3度目の改正がされました。この改正において、JAVAの要望を盛り込んでいただくために多くの議員の方に大変お世話になりました。また、5月に開催した「化粧品の動物実験を考える院内集会」には、多数ご出席いただきました。その節は、ありがとうございました。

迫る衆議院議員選挙には多くの候補者が立候補し、新人の立候補者も各地に多数います。
動物愛護やJAVAの活動に理解を示し、協力してくださった議員の方々には是非とも再選していただき、継続して動物問題に取り組んでいただきたいと期待します。
それとともに、新人立候補者の方々には、国民は動物問題に関心を持ち、動物愛護を積極的に推し進めてくれる議員に投票し、応援したいと考えていることを知ってもらうために、メールやFAXなど様々な方法で訴えましょう。
皆さんの投票行動のご参考にしていただくために、動物愛護法改正時にJAVAに協力してくださった動物問題に関心のある前衆議院議員の方をここで改めてご紹介します。

衆議院             あいうえお順(敬称略)

所属

議員名

民主党

網屋信介

生方幸夫

川越孝洋

近藤昭一

城島光力

高井崇志

田島一成

浜本宏

吉川政重

自由民主党

小池百合子

吉野正芳

公明党

高木美智代

日本未来の党

相原史乃

岡本英子

小林正枝

福田衣里子

日本維新の会

松野頼久

松浪ケンタ

新党日本

田中康夫

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