厚労大臣に化粧品の動物実験廃止を求める署名を提出しました
1月28日(火)、ザ・ボディショップの福本剛史社長、クルーエルティフリーインターナショナル(CFI)の政策ディレクター ニック・パーマー氏とともに、JAVAの理事 亀倉弘美が、田村憲久厚生労働大臣に面会し、化粧品の動物実験廃止を求める116,777名分の署名を提出しました。
この署名は、化粧品の動物実験を世界的に廃止させようと活動している動物保護団体Cruelty Free International(CFI)が、動物実験に反対する化粧品企業ザ・ボディショップと共に、2012年から全世界で展開してきたキャンペーンのなかで集められたもので、JAVAはこのキャンペーンに日本のローカルパートナーとして協力してきました。
面会冒頭から「化粧品という美しさを求めるものに、動物を犠牲にするのはいかがなものかと私も思っている」と、私たちの運動への共感を示してくれた田村大臣は、入閣前はどうぶつ愛護議員連盟のメンバーでした。そんな大臣との面会は予定されていた15分という時間を大幅にオーバーして、活発な意見交換が行われました。
私たちからは、日本でも12万もの署名が集まるほど問題意識が高まっていること、国際社会ではEUを皮切りに次々に禁止する国が増えてきていること、日本でも動物実験を廃止する企業が増えているが国としての対策が取られていないこと、廃止に向けて具体的な策を講じてほしいことなどを伝えました。
大臣は「省としてすぐに法律で禁止するのは難しい」と慎重な姿勢をみせながらも議員立法の可能性に言及したほか「動物を犠牲にせず、代替法の強化に予算をつけるなど、できることから取り組んでいきたい」と明言しました。
また「(化粧品の動物実験廃止に向けて)良いアイディアがあれば皆さま方からぜひご提案をいただきたい」と私たちに投げかけました。
省のトップである大臣からこのような前向きなコメントを引き出せたことは、非常に大きな意義のあることだと考えています。
署名にご協力いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
この署名は、もちろん、提出がゴールではありません。
日本政府が、そして全世界が、化粧品の動物実験を廃止するその日まで、私たちと一緒に、あきらめず、粘り強く、動物たちに代わって声を上げ続けてくださるようお願いいたします!
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私たちが提出した要望書はこちら: