<米国>「動物はそれぞれが個々の犯罪被害者として認められる」オレゴン州最高裁が判決下す
2014年8月1日
2009年にオレゴン州ユマティラで、多数の動物を飢餓状態にさせ、世話を怠ったとして男が逮捕された。陪審員はその男に20件の第2級動物虐待の有罪評決を下したが、判決公判では、20件の訴因が一つの有罪判決にまとめられてしまったのだ。裁判官によると、法律上、動物は被害者とならないからだという。その結果、被告はたった「1つ」の罪を犯したということで、わずか90日間の刑務所入りと執行猶予3年を言い渡されたのである。
幸いなことに州がこの判決を不服として控訴し、控訴審では、当裁判においてはそれぞれの動物は個別の犯罪被害者であるという判決が下された。2014年8月には、オレゴン州最高裁がこの決定を支持した。動物にも個々のアイデンティティーがあるということが、少なくともオレゴン州では公認されたわけである。
「Oregon Supreme Court Recognizes that Animals Can Be individual Crime Victims」
AWI Quarterly Fall 2014 vol.63 No.4より
(翻訳:JAVA翻訳チーム)