<米カリフォルニア州>ペットショップで繁殖業者による動物の販売禁止
2018年7月24日
カリフォルニア州は、繁殖された販売用犬、猫、ウサギをペットショップで扱ってはならない最初の州となった。
2019年1月以降、カリフォルニア州のペットショップでは、シェルター、動物レスキュー団体、公的な動物管理機関から仕入れた動物以外の販売ができなくなる。ペットショップは、動物たちを適切に扱うことと、すべての動物たちの供給元の記録を開示することが求められることとなる。
今回成立したペット救助と里親などに関する法律(The Pet Rescue and Adoption Act)は、2017年5月の議会における賛成55対反対11という圧倒的票差により法案通過ののち、上院ではさらに首尾よくことが運んだ。9月の投票では38対0という満場一致により法案は通過したのだ。10月13日にはジェリー・ブラウン州知事が署名をした。法案作成者のオドネル議員は声を発せない動物たちを守るために協力した上院の同僚たちに感謝を述べた。この法律は、シェルターにいる動物たちに永遠の家庭を与え、繁殖工場で繁殖された動物の販路を断つことにより、繁殖自体を無くそうとするものである。
AWI Quarterly Winter 2017/Volume 66/Number 4
https://awionline.org/awi-quarterly/winter-2017/california-closes-pet-shop-doors-commercial-breeders