歴史的ニュース!ベルギー、毛皮農場に終止符
7月21日、ベルギーのフランダース政府は毛皮農場を終わらせる法案を採択しました。
ベルギーは、ブリュッセル、ワロン、フランダースの3地域による連邦制をとっていて、ブリュッセルとワロンではすでに毛皮農場が禁止されています。
今回のBen Weytsフランダース政府動物福祉大臣によるこの歴史的決定は、ベルギー全体での毛皮農場の終結を意味します。
フランダース地域にある17のミンク農場は、2023年11月中に閉鎖する必要があります。
ミンク農家はより持続可能な産業に移行するための財政的な補償を受けることになり、農場の操業を早く終わらせるほど、高額の補償がされます。
Ben Weyts大臣は声明で以下のように述べています。
「すでに毛皮農場が禁止されたワロンとブリュッセルには毛皮農場はありません。フランダース地域には、まだ17の毛皮農場があり、32万5千頭の動物が認可され、毎年20万頭の動物たちが殺されています。」
ベルギーの動物保護団体GAIAの理事であるMichel Vandenbosch氏は、「毛皮のために動物を繁殖させ殺すことは、もはや今の時代にあったものではありません。これはフランダース市民の大多数が支持している事実なのです。」と述べています。
GAIAはJAVAと同じく、毛皮に反対する国際連盟Fur Free Alliance (FFA)の一員であり、ベルギー全体の毛皮農場禁止のために20年以上にわたり活動してきました。
世論調査では、ベルギー国民が毛皮農場を受け入れていないことがはっきりと示されました。2015年に実施された最新の調査によると、フランダース市民の85%が毛皮農場の禁止を支持しています。
この新しい法律は、動物への著しく残虐な行為を禁止することを目的としており、フォアグラの製造技術である強制給餌を禁止することも含まれています。
JAVAはFFAのメンバー協力活動として、2016年6月、駐日ベルギー王国特命全権大使 ギュンテル・スレーワーゲン閣下に対して、速やかにフランダース政府が毛皮農場を禁止することを求める文書を送っており、今回の結果を大変喜ばしく思っています。