<米国>ニュージャージー州、サーカスにおける野生動物の使用を禁止へ
2018年12月31日
ニュージャージーの州議会は、移動興行で、野生動物およびエキゾチックアニマルの使用を禁止する法案、Nosey’s法(S1093)を通過させた。フィル・マーフィー知事がこの法案に署名すれば、ニュージャージー州は、エキゾチックアニマルの興行使用を法律で包括的に禁止する最初の州になる。法案名は、30年以上も巡回サーカスに自由を奪われていたゾウの名前から取ったものだ。この法律はゾウだけでなく、ラクダ、アザラシ、トラやライオンなどの大型ネコ科動物、サルなどの霊長類、その他多くの野生動物およびエキゾチックアニマルを守ることになる。
その他の州でも、これほど包括的ではないが、サーカスの動物に対する残虐な扱いを規制する法案を可決した。例えばニューヨークやイリノイは、巡回サーカスのショーでゾウを使うことを禁止し、ロードアイランドやカリフォルニアでは、ゾウに演技をさせるために使う「ゾウ突き棒」(JAVA注:金属のかぎ爪が付いている)の使用を禁止している。135以上の地方自治体もサーカスの動物虐待を禁止する法案を可決しており、他の自治体も同様の対策を検討中である。
“New Jersey Poised to Ban Wild Animal Circus Acts”