米国下院、馬へのソーリング中止を可決<米国>

2020年11月9日

テネシー・ウォーキング・ホース種の馬たちは、「ソーリング」という非道な行為に長年苦しめられてきた。だがその苦痛からの解放が一歩近づいた。米国下院は2019年7月末、Prevent All Soring Tactics (PAST) 法(ソーリング予防法)を可決した。ソーリングとは馬たちに前足を高く上げて歩かせる「ビッグ・リック」というパフォーマンスのために、脚や蹄に施される酷い手段である。この法案はその苦痛を終わらせ、1970年制定のHorse Protection 法(馬保護法)ではカバーしきれなかった抜け穴を塞ぐことにもなる。Horse Protection 法では、トレーナーが馬に対して、焼灼剤を付けた鎖を脚に巻いたり、「スタック」という厚底靴を履かせたり、脚を空中に高く上げさせるために蹄を強引にカットして痛みを与えるといったことを許していた。現在、PAST法は上院の可決を待っているところである。

JAVA注: 本記事に関連ある「ショーに使用される馬への虐待予防法案、再び議会へ」を参照ください。時間はかかりましたが、2020年10月1日現在、下院を通過して上院の可決を待っているというところまで前進がありました。

U.S. HOUSE VOTES TO END HORSE SORING
The Humane Society of the United States
All Animals Sept/Oct 2019
(Reprinted with permission of all magazine, the membership magazine of the Humane Society of the United States)

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