リトアニア、毛皮農場の映像公開と禁止にむけての進捗状況
2023年11月13日
2023年5月30日、リトアニアの動物保護団体Tušti Narvaiは、毛皮のために殺される動物たちの衝撃的な映像を公開しました。
リトアニアにおける新たな潜入調査で、8つの毛皮農場で撮影された映像には(2019年、2022年、2023年に撮影)、農場労働者によるミンクへの虐待、ガス室の中で殺されていく動物たちの悲痛な様子が映し出され、重大な動物福祉違反を示しています。同国には、44のミンク農場と31のチンチラ農場があり、毎年、およそ100万頭のミンクと3万頭のチンチラが殺されています。
毛皮用動物の飼育禁止は、リトアニア議会(セイマス)で議論されてきました。5月24日、セイマスの環境保護委員会は、この禁止を含む動物福祉保護法の改正を検討し、会議中、国会議員の過半数が毛皮農場の禁止に賛成票を投じました。この法案は本会議で審議され、6月6日に第二読会で可決されました。この後、9月に最終読会が予定されています。さらに、この法律が定められた後、リトアニアでは2027年1月から毛皮用動物の飼育が禁止になります。(2023年6日6日時点の情報です)
出典:
INSIDE THE KILLING BOX: CRUELTY EXPOSED ON LITHUANIAN FUR FARMS(公開された映像はこのウェブサイトからご覧いただけます)
BILL TO BAN FUR FARMING IN LITHUANIA PASSED SECOND READING