動物愛護法の改正を求めるオンライン署名活動をスタート!
2025年の改正法成立を目指して検討が進められている「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動物愛護法)。JAVAは前回同様、認定NPO法人アニマルライツセンター、PEACEと連携して改正のための活動を進めていますが、9月1日、オンラインでの署名活動を開始しました。
下記のオンライン署名プラットフォームchange.orgのページから署名をしてください。
集約期限:改正される直前まで集めます。国会議員の皆様に陳情する時に、どれだけ多くの賛同があるかをお伝えし、私たちの求める改正の重要性を訴えます。
<ご注意ください>
署名後や署名ページ上に表示される寄付のお願いは、Change.orgへの寄付であって、署名呼びかけ団体(JAVA、アニマルライツセンター、PEACE)への寄付ではありません。署名は無料でできます。
私たちは、動物愛護法の全体に及ぶ数多くの改正を求めていますが、その中で特に強く求めているのが、実験動物と畜産動物に関する改正です。
過去の改正では犬猫に関する改正が優先され、実験動物と畜産動物については、検討に充てられる時間も犬猫に比べ格段に少ないという状況でした。さらに、動物実験関係者からの反発も大きく、私たちの求める改正は実現できていません。
実験動物、畜産動物、そして、輸送される動物、売買される野生種の動物、殺される動物…
最も苦しむ動物たちを全く守ることができないのが、今の動物愛護法です。
私たち3団体は、国際水準に追いつくことができ、すべての動物を公平に守ることができる改正を求めています。
どうか、この主旨にご賛同いただき、署名をお願いします。
実験動物に関する要望:動物実験代替法の利用を義務化、3Rの徹底
- 第41条第1項(動物を科学上の利用に供する場合の方法、事後措置等)の動物実験の代替と動物数の削減を義務とする
- 国(関係省庁)に、代替法があるものについて、その利用の検討と推進を義務付ける
- 代替法の開発・評価・普及を国の責務とする
- 実験動物関連施設を動物取扱業に加える
畜産動物に関する要望:産業動物に関する条項を新設し国際基準レベルへ
- 動物福祉の5つの自由を満たす飼育への転換を図るよう義務付ける
- 国際的な水準と最新の動向に配慮するものとするよう義務付ける
- 産業動物のと畜、殺処分においては、必ず意識喪失させてから次のと畜に進まなくてはならないことを義務付ける ※5年程度の移行期間を設ける
- 飼育密度を適正に保つものとし、最低限、他の動物や壁と接触せずに横臥できる面積を与えることを義務付ける ※新設する場合は即時、現行の農場は2年程度の移行期間を設ける
- 外科的切除や施術では麻酔及び鎮痛薬を使用することを義務付ける ※3年程度の移行期間を設ける
- 国際獣疫事務局(WOAH、旧OIE)の基準に準じて「産業動物の飼養及び保管に関する基準」を改定し、遵守義務とする
- 産業動物関連施設を動物取扱業に加える
JAVAが求める改正の全項目は、上記署名ページや3団体共通ウェブページ「畜産動物・実験動物も守れる法改正を求めます」をご覧ください。
共通ウェブページには、項目ごとに改正を求める理由等も掲載しています。